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全体スケジュールと法定期限がわかる!相続手続きの進め方

2026/3/29

いつまでに何をすればいい?やさしくわかる相続手続きの進め方

相続の手続きは、市役所などへの死亡届の提出からスタートして、最後は相続税の申告まで、決められた期限に合わせて順番に進めていく必要があります。 この記事では、いつまでに何をすればいいのかという全体のスケジュールや、財産の調べ方、家族での話し合いの進め方などを、初めての方にもわかりやすく解説します。

相続手続きのスケジュールと期限のめやす

相続の手続きは、ご家族が亡くなられてから「10か月以内」をめやすに、少しずつ進めていくのが基本になります。一番大きな締め切りは、10か月以内の「相続税の申告と納税」です。

期限

主な手続き内容

7日以内

死亡届の提出(市区町村役場)・死体埋葬火葬許可申請

14日以内

年金受給停止の手続き(年金事務所)・健康保険の資格喪失届

3か月以内

相続放棄・限定承認の申述(家庭裁判所)

4か月以内

被相続人の準確定申告・納税(税務署)

10か月以内

遺産分割協議の完了・相続税の申告・納付(税務署)

1年以内

遺留分侵害額請求(任意)

3年以内

相続登記(不動産の名義変更)※2024年4月から義務化

亡くなってすぐに行うこと【7日〜14日以内】

身内の方が亡くなられてすぐに行うのが「死亡届の提出」です。お医者さんからもらった死亡診断書と一緒に、7日以内に市役所などへ提出します。これと同時に、お葬式の手配や火葬の許可をもらう準備も進めていきます。

  • お医者さんや病院から「死亡診断書」を受け取ります。

  • 市役所などに「死亡届」を提出します(7日以内です)。

  • 火葬や埋葬の許可証を受け取ります。

  • 年金をストップする手続きをします(国民年金は14日以内、厚生年金は10日以内です)。

  • 健康保険や介護保険をやめる手続きをします。

誰が受け継ぐ?どんな財産がある?(相続人と財産の調べ方)

手続きを間違いなく進めるためには、まず「誰が財産を受け継ぐのか」と「どんな財産が残っているのか」をしっかり確認することが大切です。 誰が受け継ぐのかを確認するためには、亡くなった方の生まれた時から亡くなるまでの「戸籍謄本(こせきとうほん)」を順番に取り寄せる必要があります。

【財産を受け継ぐ人を調べるときに必要なもの】

  • 亡くなった方の戸籍謄本(生まれた時から亡くなるまで、すべてつながったもの)

  • 財産を受け継ぐ人、全員分の今の戸籍謄本

  • 財産を受け継ぐ人、全員分の住民票

【残された財産の調べ方】

  • 土地や家(不動産):毎年届く「固定資産税の納税通知書」などで確認します。

  • 預貯金:通帳やネットの明細を見て、銀行に「残高証明書」を出してもらいます。

  • 株や投資信託:証券会社から届く郵便物などで確認します。

  • 生命保険:保険の証書を見るか、保険会社に直接電話して確認します。

  • 借金:信用情報機関という、借金の記録を管理しているところへ問い合わせて確認します。

家族での話し合い(遺産分割協議)の進め方

遺産分割協議(いさんぶんかつきょうぎ)とは、財産を受け継ぐ人全員で「誰がどの財産をもらうか」を話し合って決めることです。みんなで納得して決めた内容は、きちんと紙(遺産分割協議書)に書いて、全員で手書きのサインと実印を押す必要があります。分け方には、大きく分けて3つの方法があります。

  • そのまま分ける(現物分割):家は妻、車は長男、のように形を変えずに分ける方法です。

  • 代わりにお金を払う(代償分割):長男が家をもらう代わりに、次男に現金を払ってバランスをとる方法です。

  • 売ってお金で分ける(換価分割):家などを売って現金にしてから、みんなで分ける方法です。

【話し合いの書類(遺産分割協議書)に必要なもの】

  • 財産を受け継ぐ人全員の手書きのサイン

  • 財産を受け継ぐ人全員の実印

  • 財産を受け継ぐ人全員の印鑑証明書

財産の名義を変える手続き

家族での話し合いが終わったら、それぞれの財産の名義を変更します。 とくに、土地や家の名義変更(相続登記)は2024年4月から必ずやらなければならないルールになり、3年以内に手続きしないと罰金(10万円以下の過料)の対象になることがあるので注意してください。

財産の種類

手続きをするところ

主な必要書類

土地・家(不動産)

法務局(登記所)

家族で話し合った書類(遺産分割協議書)、戸籍謄本、住民票など

預貯金

各銀行・郵便局

家族で話し合った書類、戸籍謄本、通帳やキャッシュカードなど

株・投資信託

各証券会社

家族で話し合った書類、戸籍謄本など

自動車

陸運局

家族で話し合った書類、戸籍謄本、車検証など

生命保険の受け取り

各保険会社

死亡診断書、戸籍謄本、保険の証書など

まとめ:手続きのおさらい

  • 亡くなってから7日以内に死亡届を出し、14日以内に年金や健康保険の手続きを終わらせます。3か月以内に、借金などで相続を放棄するかどうかを決めます(必要な場合は家庭裁判所へ申告します)。

  • 誰が受け継ぐのかと財産をしっかり調べて、全員で話し合いの書類を作ります。

  • 10か月以内に、相続税の申告と納税を終わらせます(※税金がかかる場合のみです)。

  • 土地や家の名義変更は3年以内に終わらせます(※2024年4月から義務化されました)。


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免責事項

本記事は、相続税に関する一般的な情報の提供を目的としたものであり、税務・法律に関する専門的な助言を行うものではありません。

記事の内容は執筆時点の法令・制度に基づいています。税率・控除額・特例の内容は法改正等により変更される場合がありますので、最新の情報は国税庁のウェブサイト等でご確認ください。

実際の相続税の申告や節税対策の要否・効果は、個々のご家庭の財産状況等によって異なります。具体的な手続きにあたっては、税理士などの専門家にご相談ください。